ゆうびショップでおなじみの「YAMASE」が岩間大氏と東京・帝国ホテルで展示会を開催。
 
 

 

  ヤマセトシフミ
  岩間大



 
 

ジュエリー交響曲 第三章 共鳴 」展示会リポート

「 ジュエリー交響曲 第三章 共鳴 」と題し、岩間大氏との二個展が 2007年9月1日から10日まで、
帝国ホテルのB1、「彌屋ギャラリー」で開催されました。

 
 
 
左から山瀬年史、岩間大
今回の開催は、2年ぶりとなりますが、開場と同時に沢山のお客さんで開場は満杯で、 お客さんが一段落するのをしばらく待ってからの取材となりました。
 
   
   
 
今回の新作についてお二人に話を聞きました。
 
 
山瀬作品
山瀬作品
山瀬作品
岩間作品
 
 
 
 
 
自ら手に取り、作品を説明してくださる山瀬さん
宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」にこんな一節があります。
九 ジョバンニの切符 より(抜粋)
「もうここらは白鳥区のおしまいです。ごらんなさい。あれが名高いアルビレオの観測所です」
窓の外の、まるで花火でいっぱいのような、あまの川のまん中に、黒い大きな建物が四棟ばかり立って、その一つの平屋根の上に、眼もさめるような、青宝玉【サファイア】と黄玉【トパーズ】の大きな二つのすきとおった球が、輪になってしずかにくるくるとまわっていました。(中略)
銀河の、かたちもなく音もない水にかこまれて、ほんとうにその黒い測候所が、睡っているように、しずかによこたわったのです。
「あれは、水の速さをはかる器械です。水も……」鳥捕りが言いかけたとき、…
この宮沢賢治「アルビレオ観測所」がこの作品のモチーフです。
 
 
   
 
 
    はくちょう座」は、夏から秋にかけて天頂付近で見られる巨大な星座で、1等星デネブに“ダイヤ”を、そして白鳥のくちばしの先に輝く二重星アルビレオ。    
 
天上の宝石と表現されるように、とても美しい星アルビレオにそのままサファイアとトパーズをあしらい、さらにクルクルと回る仕掛けになっています。
今回の山瀬さん、渾身の一作です。

 
     
 
   
 
試作に1ヶ月間、そしてその製作に1週間かけたという精密な造りの“蜻蛉の羽”。
複眼には“アメジスト”、胴は“グリーンクオーツ”そして尾には“ブルートパーズ”を使っています。アメジストのカットとその奥の網目状の細工で複眼を表現するなど、山瀬さんの技術の高さがうかがわれる作品になっています。
 
     
 
 
   
 

岩間さん、最近のお気に入り作です。
スターサファイアを手に入れたときから、すでにタランチュラのイメージができあがっていたとのこと。31パーツもの金細工の組み合わせで出来ています。 スターサファイアにストロボの光をじかにあてると…、 きれいな星が浮き出てきました。見事!

ジキルとハイド=二面性が岩間さんのテーマです。

 
     
     
 

展示開場では、山瀬さん・岩間さんのお二人に話を聞きながら、作品を実際に手で触ったり、指輪をはめたりすることで作品の繊細さ、クオリティーの高さなどを実感することが出来ました。

 
 
この展示会は、2007年9月10日を持ちまして、好評のうちに終了しました。
ご覧頂いた皆様、誠にありがとうございました。
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リポート 川瀬研一
 
   
 
 
   
   
 
   
 
   
   
 


 
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