ゆうびショップ「由梨的生活レシピ」でおなじみの村岡由梨さんの仲間、菱沼定夫さんが作陶展を開催。
「 菱沼定夫作陶展 普段着の器たち 」 最新リポート
菱沼定夫さん
「普段着の器たち 」と題し、菱沼定夫作陶展が 2007年9月19日に東京二子玉川の玉川高島屋5階、「クリエイティブ工房」でスタートしました。
 
 
 
 
焼き締めフタモノ くじら
 
こちらの「くじら」は、ぷっくりとかわいらしい形で、口のところから上が蓋になっています。キャンディーを入れても、指輪やピアスを入れても。そして背中に穴が空いているので、香炉としても使えます。かわいい花を一輪さしてみても良さそうです。
菱沼さんの作品のコンセプトは、「大切なものを中に入れてみたり、テーブルのオブジェとして楽しんでもらう」ことだといいます。「思わず触ってみたくなる」ような作品づくりを目指しています。生活に潤いや癒しを与えてくれるような作品だと感じました。
 
 
 
パズル ドーム
 
今回の新作、パズルです。
こちら、左のピースをくみ上げるとドーム型の立体オブジェができあがります。白い陶器から黒いものまで4段階の濃さになっていて、焼き締めそのままの手触りがとてもいい感じです。このパズルがテーブルにあったら…、家族や友人との会話もはずむこと間違いなし。
 
 
 
点線や数字を合わせるのがコツ
左から柱1、ひょうたん島、円すい
 
他にも、形のバリエーションがいろいろとあります。
点線や数字が無い状態で試してみたら、作った本人の菱沼さんでも難しくて組み上がらなかったそうです。そこで、数字や線を入れて…、デザインも良くなりました。
「これは、うちのばあちゃんの呆け防止にもいい…」誰だ、そんなこと言っているのは!(弊社の店員です)
 
菱沼ファン、足立さんの手元
上の湯呑みを持つ手元の写真、足立さんという女性の方です。「顔写真はダメよ、恥ずかしいから」ということで、手だけのご出演です。
足立さんは、11年ほどの前の、96年開催の東京恵比寿三越の個展で初めて菱沼作品に出会いました。そのとき、菱沼さん本人から「陶器の上手な使い方」のアドバイスを受けて湯呑みと飯茶碗を購入しました。使うごとにその魅力が増し東京の展示会は欠かさず出向いて、皿などを買い足しているという大の菱沼ファン。足立さんは自宅で、菱沼さん以外の陶器などもいろいろと使っていますが、菱沼さんの「ホッコリ暖かい作品」が一番好きとのこと。10年間、毎日のように使い続けているそうです。
 
 
足立さんは、作品をひとつひとつ、じっくりと手にとって感触を確かめながら、絵付けの感じを見定めていました。そして、飯茶碗と湯呑みをそれぞれ1つご購入になりました。
 
他にも、大皿、小皿、酒器、花器と菱沼さんならではの作品が取りそろえてあります。期間中、菱沼さんも毎日お店にいますのでぜひ作品を見るだけでなく、さわってお話しをして「気取らず形にはまらない、普段着の器たち」という、菱沼さんの気さくでホッコリ暖かい世界に触れてみてください。
陶器初心者の方も大歓迎してくれますよ。

この展示会は、2007年9月25日を持ちまして、ご好評のうちに終了しました。
ご覧頂いた皆様、誠にありがとうございます。
ゆうびショップでは今後、菱沼さんの作品をお取り扱いすることを企画しております。
ぜひ、お楽しみに。
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リポート : 9月19日
 
川瀬研一
 
 


 
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