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村岡魯檀さんの陶展が日本橋高島屋7階ギャラリー暮らしの工芸で開催されました。
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村岡魯檀 陶展 『アンティーク・モダンの世界』 最新リポート
村岡魯檀さん
村岡魯檀 さん
村岡魯檀さんの『アンティーク・モダンの世界』展が東京の日本橋高島屋7階ギャラリー暮らしの工芸で2009年3月18日から3月24日まで開催されました。 今回の陶展では、アンティークな造形と柿釉を融合させた新しい世界に挑戦とのこと。
村岡さんは、昨年の12月に還暦を迎えられ修至さんから“魯檀”と名前を変えられました。 そう、yuubishopで有名な村岡由梨さんのご主人です。 昨年の誕生日、魯檀という名前を由梨さんから、還暦のお祝いにとプレゼントされたそうです。
 
 
柿釉守宮文花器
柿釉水母文花器
 
 
柿釉守宮文花器 
柿釉水母文花器 
 
今回の自信作である『柿釉守宮文花器』は、躍動感溢れる模様が特徴です。
花器を轢き、その後に唐草模様やヤモリの像を付けていくそうです。
立体に盛り上がったヤモリの姿には、生命力に満ちた迫力を感じることができます。
また、『柿釉水母文花器』は、海中の風景をそのまま花器にしました。
クラゲやタツノオトシゴが優雅に漂っている風景には、穏やかな世界を見ることができます。
 
唐草模様
蝋抜き
 
 
柿釉草花文輪花平鉢 
柿釉草花文冷酒杯 
 
昔から縄文土器がお好きで、唐草模様にご興味があった魯檀さん。
唐草の器も多く出品されていました。
釉薬を薄くかけた後、蝋で模様を描き、そしてもう1回釉薬をかけて焼き上げることにより、釉薬の薄くなった部分が黒く仕上がる『蝋抜き』という手法で描かれています。
 
会場風景
 
 
 
 
 
村岡魯檀さんは、柿色の釉薬「柿釉」に30年に取り組まれています。
作品の全てに、この釉薬が施されています。
落ち着きのあるマットな赤は、本当に心を惹きつけます。
 

 
リポート : 4月1日
 
深田 慶
 
 


 
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