<村岡由梨さんから、皆様へのメッセージ>
11月の終わりまで、紅葉が見られた今年の秋は珍しく、いつもより暖かいのか、このまま寒い冬に突入してしまうのか、とても気になるところです。八ヶ岳は、その時々によって、雪がたくさん降る年もあれば、ぜんぜん降らない年もあり、昨々冬、昨冬と2年間は雪が降りませんでした。不思議に思う方もいらっしゃると思いますが、湿った暖かい風が吹く時だけ、雪になります。年々、雪かきをする体力がなくなってきていますので、できることなら、今冬も雪をあまり見たくないような気がいたします。(老体!?)
お元気でお過ごしでいらっしゃいますか?
師走のあわただしい月になってしまいました。今年最後の個展になります。
今回は、オブジェだけの展示を考えています。「ギャラリー舫」は、銀座2丁目から、新しく3丁目に移転し、今度は白い立方体のような、お豆腐のような空間になりました。
さて、どういう構成にしようか散々悩み、カッコ良くしたいと欲もだし、私らしからぬ幻想も抱き、七転八倒した挙句
“わたし”以上のことはできないと、やっとあきらめることができました。(悟り!?)
「イメージは自分自身を見ることができない」と思いつつも、わたしの中でモヤモヤしている命題を、とても単純に(チープに)、ややエロティックに、少し楽しくインスタレーションしてみました。共鳴していただきたいなどとは、とてもおこがましく言えませんが、何か感じていただけたら、とても幸せです。まだまだわたしの人生は青く、いつまでも途中にとどまり、そこで「宙吊り」の状態を耐え続けていますが、逆にどこかに落ち着こうとするのを避けているような気持ちもあります。
年末のお忙しい時ですが、お時間とご興味がございましたら、ギャラリーの方へお越しいただきたいと存じます。わたしは可能な限り、会場におります。(今のところ毎日いる予定です。時間はお昼の12時から7時までです。16日の日曜日はお休みです。)
お会いできますのを楽しみにしております。お体を大切にお過ごしくださいませ。
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